検体の取扱い方と検査成績
血球算定と血球形態
寺田 秀夫
1
1聖路加国際病院内科
pp.512-514
発行日 1973年4月10日
Published Date 1973/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402204711
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血球数の算定と血液像の観察は,一般血液検査として,日常もっとも大切な臨床検査である.さて血球計算は近年自動血球計数器のいろいろな型のものが普及して,1969年の調査では全国200床以上の病院の実に93%は赤血球算定に,また67%は白血球算定に自動計数器を用いており,その普及の速さは驚くばかりである.
しかしながらメランジュールと計算板を用いる視算法は,患者のbed sideからの検査や救急検査として日常欠くことのできないもので,これを正しく迅速に行ない得ることは医師としての基本的素養である.
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