Japanese
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研究
セルロースアセテート膜電気泳動による血清蛋白分画法の誤差要因
Error Factors of Serum Protein Fraction Method by Electrophoresis on Cellulose Acetate Membrane.
青木 久子
1
,
青木 哲雄
1
Hisako AOKI
1
,
Tetsuo AOKI
1
1常滑市民病院中央検査科
1Dept. of Clinical Laboratory, Tokoname City Hospital
pp.71-74
発行日 1979年1月15日
Published Date 1979/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914998
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はじめに
セルロースアセテート膜電気泳動(以下,セ・ア膜電気泳動)による血清蛋白分画は,血清蛋白の質的あるいは量的な異常を知ることができるため,多くの施設ではルーチン検査として実施されている.操作法は,電気泳動学会が定めたセ・ア膜電気泳動法による血清蛋白分画定量法の標準操作法に準じて実施する施設が多いため,比較的統一されている.しかし,セ・ア膜は数社から発売されており,その膜構造,極性が異なるため血清塗布原点が違うなどの特徴があり1),精度調査のバラツキが大きいため,その原因を追求した研究報告も多い2〜7).我々は高い精密度を得るために,3種類のセ・ア膜を用いてバラツキの原因を追求する検討を行ったので報告する.
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