技術講座 一般
セルロースアセテート膜電気泳動を用いた蛋白尿の解析
久保田 亮
1
1埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科
pp.125-130
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543207480
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Point
●尿蛋白濃度は血清蛋白濃度に比べ非常に低いため,セルロースアセテート膜電気泳動後に高感度銀染色液を用いる必要がある.
●セルロースアセテート膜電気泳動の結果を用いて,腎障害部位(糸球体障害型,尿細管障害型,混合型)の分類が可能である.
●学校検尿の三次検診において,無症候性蛋白尿について詳細に解析することで,早期発見・早期診断が行え,将来的に透析患者の減少につながることが期待される.
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