新しいキットの紹介
血清タンパクのセルロースアセテート膜電気泳動による微量,迅速分画定量法
久城 英人
1
,
高野 圭以
1
,
筒井 伸子
1
,
西野 圭子
1
,
福井 巌
1
1京府医大臨床検査部
pp.431-436
発行日 1974年4月15日
Published Date 1974/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908509
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緒言
血清タンパクの分画法としては,その物理化学的性状を利用して,沈殿法,電気泳動法,クロマトグラフィー,等電点分画法,ゲル瀘過法,超遠心分析法,免疫学的方法などが行われているが,臨床検査としては電気泳動法が最も広く行われている.
電気泳動法は泳動の場の違いにより自由電気泳動法と支持体電気泳動法とに大別される1).支持体電気泳動法では瀘紙,セルロースアセテート膜,カンテンゲル,デンプン,デンプンゲル,ポリアクリルアミドゲルなどが支持体として用いられている.
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