新しいキットの紹介
副甲状腺ホルモン(PTH)RIAキットの基礎的及び臨床的検討
中井 利昭
1
,
鈴木 一夫
1
,
山田 律爾
1
1獨協医科大学中検・代謝科
pp.1461-1463
発行日 1978年11月15日
Published Date 1978/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914951
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はじめに
原発性副甲状腺機能亢進症は,腎結石や骨病変をはっきり伴ったり,筋力低下などの神経学的徴候がみられる場合は,その診断もそれほど困難ではない.しかし原発性副甲状腺機能亢進症の中には,食欲不振,倦怠感など極めて漠然とした症状を示すにすぎない症例も少なくなく,また全く無症状の軽症例もみられる.このような例では血清カルシウムとともに,血中副甲状腺ホルモン(PTH)の測定が唯一の,また最も有用な検査法である.副甲状腺ホルモンのラジオイムノアッセイは従来いろいろな理由で非常に困難であった.今回は栄研ICLよりPTH-RIAキットを入手したので,この基礎的及び臨床的検討を行った.
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