Japanese
English
特集 骨粗鬆症――予防と治療の将来展望
副甲状腺ホルモン,PTHrPアナログ
Parathyroid hormone, PTHrP analog
大島 久二
1,2,3
,
小西 美沙子
1
,
岡野 裕
1
Hisaji OSHIMA
1,2,3
,
Misako KONISHI
1
,
Yutaka OKANO
1
1東京医療センター膠原病内科
2同名誉院長
3東京医療保健大学
キーワード:
テリパラチド
,
アバロパラチド
,
骨代謝マーカー
,
モデリング
Keyword:
テリパラチド
,
アバロパラチド
,
骨代謝マーカー
,
モデリング
pp.290-296
発行日 2022年1月22日
Published Date 2022/1/22
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28004290
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骨粗鬆症治療薬としての副甲状腺ホルモンおよびPTHrPアナログは,骨形成促進薬としての新たな治療機序をもっている.皮下注射製剤であるが,強力な骨量増加作用をもち,椎体および非椎体骨折予防効果が大規模臨床試験で証明されている.これらの薬剤は,基礎および動物実験により古典的な生理作用である骨粗鬆化作用から,新たな間欠投与法により薬理作用が発見されたものである.本稿では,これらの治療薬剤の基礎的および臨床的効果を概説し,今後の開発の方向性を考察する.
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