新しい赤血球の検査・5
ポルフィリンをめぐって
佐々木 英夫
1
,
原 正雄
1
,
小池 和夫
1
,
蛯谷 功
1
,
富永 真琴
1
,
山谷 恵一
1
,
八幡 芳和
1
,
金子 兼三
2
1山形大学・第3内科
2新潟大学第1内科
pp.541-547
発行日 1977年5月15日
Published Date 1977/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542914360
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ポルフィリンはヘモグロビンやVB12の構成成分としてよく知られた生体色素であり,生体内では鉄,銅,コバルト,亜鉛などと結合した金属ポルフィリンとして存在し,殊に鉄と結合したヘムはグロビンとともにヘモグロビンの二大要素として重要である1).
グロビンの代謝異常であるヘモグロビン病は分子病の代表として早くから注目され,研究も進みほぼやりつくされた感さえある.
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