Japanese
English
資料
血清フェリチン測定キット6種類の評価
An Evaluation of Six Commercial Kits for the Determination of Serum Ferritin
小島 司
1,2
,
北村 元仕
1,2
Tsukasa KOJIMA
1,2
,
Motoshi KITAMURA
1,2
1虎の門病院臨床化学科
2沖中記念成人病研究所
1Dept. of Clinical Chemistry, Toranomon Hospital
2Okinaka Memorial Institute for Medical Research
pp.767-771
発行日 1986年7月15日
Published Date 1986/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913013
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
これまでRIAがほとんどであった血清フェリチンの測定に,EIAをはじめとするさまざまな新しい測定法が登場してきた.わたしたちは,これらRIA, EIA,ラテックス凝集反応法をそれぞれの測定原理とする計6種類の血清フェリチン測定キットについて,測定の精密度,正確度,および自動化を含めた操作性の評価を行った.
各キット間の相関関係は非常に高く(相関係数γ=0.956〜0.987),測定の精密度も臨床検査に応用するに十分であった.しかし,WHO指定の標準液の値は,7.32mg/lから9.1mg/l (表示値は9.1 mg/l)の範囲で,各キット間に隔たりが認められた.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.