シリーズ・先天性遺伝性疾患の診断に役だつ検査・7
遺伝性血液疾患およびポルフィリン症
谷 憲三朗
1,2
,
藤井 寿一
1
,
三輪 史朗
1
Kenzaburo TANI
1,2
,
Hisaichi FUJII
1
,
Shiro MIWA
1
1東京大学医科学研究所病態薬理学研究部
2東京大学医科学研究所附属病院内科診療科
pp.801-808
発行日 1985年7月15日
Published Date 1985/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912618
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
遺伝性血液疾患は表1に示すように,赤血球系,白血球系,血小板および凝固線溶系の障害に分類され,血液学の教科書に掲載されているものだけでもかなりの疾患が報告されている1〜3).本稿では,このすべてにわたる検査の方法を紹介するのは不可能なため,代表的な疾患およびわれわれの研究室で行っている検査法を中心に,概説する.紙面のつごう上簡略化したため,詳細はおのおのの文献および教科書を参照していただければ幸いである.
Copyright © 1985, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.