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研究
赤血球凝集抑制反応(HI)試験と受身赤血球凝集反応(PHA)試験との併用による単一血清での風疹の診断の試み
Comparison of Hemagglutination-Inhibition and Passive Hemagglutination Tests for Rubella Antibody
佐藤 浩司
1
,
田島 孝壽
1
,
井上 栄
2
Koji SATOH
1
,
Takahisa TAJIMA
1
,
Sakae INOUYE
2
1相互生物医学研究所
2国立公衆衛生院微生物学部
1Sogo Biomedical Laboratories, Inc.,
2The Institute of Public Health
pp.457-461
発行日 1985年4月15日
Published Date 1985/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912549
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はじめに
風疹は軽症の小児感染症であるが,妊婦が罹患した場合に先天異常児を出産する危険性があるため,近年特に重要視されている.
風疹ウイルス感染の血清学的検査法は1967年,Stewartら1)によって赤血球凝集抑制反応(HI)試験が発表されて以来,マイクロ化などの種々の改良が加えられてきた.さらに血清中の非特異赤血球凝集抑制物質(インヒビター)除去のためのカオリン処理もマイクロ化され2,3),費用,時間も節約されるようになった.最近は酵素免疫吸着測定法(ELISA)によるIgGおよびIgM抗体の分別測定法が開発されている.
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