新しいキットの紹介
逆受身赤血球凝集反応によるHepatitis Bs抗原の検出
沢部 孝昭
1
,
中山 昇
1
,
大倉 久直
1
,
向島 達
2
1国立がんセンター病院臨床検査部細菌免疫室
2国立がんセンター病院臨床検査部検査室
pp.320-324
発行日 1976年3月15日
Published Date 1976/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542909317
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はじめに
Blumberg1)らが発見したオーストラリア抗原(Hepa-titis B Surface Antigen,以下HBs抗原)は,肝炎,肝硬変,肝癌との関連で注目を集め2),その検出は上記疾患,その周辺疾患における病因論,疫学論上必須の手技となっている.
しかしながら,このHBs抗原検査法は用いた手技により成績が異なるため,それぞれの検査法の成績について比較検討する必要がある.
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