学会印象記
第34回電気泳動学会/第24回日本組織細胞化学会
竹尾 和典
1
1山口大医学部第一生化学教室
pp.344,348
発行日 1984年3月15日
Published Date 1984/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542912153
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電気泳動学会は前学会会長故児玉桂三先生,現会長平井秀松教授と島尾和男教授(東京医歯大)らを中心としてTiseliusの電気泳動装置の開発と応用を目的として戦後いち早く発足した学会で,その後泳動法の発達とともに発展し,現在会員数1,400余名を擁し,秋の総会と春季大会と年2回の学会が開催されるが,今回は第34回総会であって,浜松医大検査部菅野剛史教授を総会会長として10月22,23の両日,浜松市青年婦人会館において開催された.
総合はLDHサブユニット欠損症と題する菅野総会会長講演,「マイクロコンピュータ一を用いたセルロースアセテート膜2次元電気泳動法」と題する電気泳動学会児玉賞受賞講演(大橋望彦・戸田年総 都老人研生化学)をはじめ一般講演30題,ポスター展示11題,「血液凝固関連物質の電気泳動的解析」と題するシンポジウム(司会.河合忠 自治医大臨床病理,高田明和 浜松医大二生理)と酵素結合性免疫グロブリンの検出法と題するワークショップ(司会・北村元仕 虎の門病院生化学,五味邦英 昭和大臨床病理)と賛助会員による科学器械展示とが行われ,参加者は約500名を数えた.
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