材料別細菌検査の進め方・9
尿の検査法
佐久 一枝
1
,
播金 収
2
,
鷲津 良道
3
,
山中 喜代治
4
,
増谷 喬之
2
,
小栗 豊子
5
,
三輪谷 俊夫
6
Kazue SAKU
1
,
Osamu HARIKANE
2
,
Yoshimichl WASHIZU
3
,
Kiyoharu YAMANAKA
4
,
Takayuki MASUTANI
2
,
Toyoko OGURI
5
,
Toshio MIWATANI
6
1東京都立駒込病院臨床検査科細菌検査室
2奈良県立医科大学附属病院中央臨床検査部細菌検査室
3京都府立医科大学附属病院臨床検査部細菌検査室
4大手前病院中央検査科細菌検査室
5順天堂大学医学部附属順天堂医院中央検査室細菌検査
6大阪大学微生物病研究所細菌血清学部門
pp.1058-1063
発行日 1982年9月15日
Published Date 1982/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911645
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はじめに
細菌検査室に提出される検体のうち,尿の占める割合は大きい.通常,尿の細菌検査は,尿路感染症が疑われたときに行われる.
尿路感染症の場合は,腎,腎盂,膀胱,尿道という尿路の一部や時には全体にわたって感染が生じ,その結果として尿中に起炎菌である細菌や真菌などが証明される.
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