Japanese
English
研究
血清化学成分に影響を及ぼす生理的変動因子
Effects of Several Factor of Physiological Variations in Serum Chemical Constituents
内田 壱夫
1
,
佐藤 信彦
1
,
加藤 義行
1
,
平岡 龍男
1
,
真喜志 康一郎
1
,
若林 正雄
1
Kazuo UCHIDA
1
,
Nobuhiko SATO
1
,
Yoshiyuki KATO
1
,
Tatsuo HIRAOKA
1
,
Koichiro MAKISHI
1
,
Masao WAKABAYASHI
1
1日本医学研究所
1Japan Medical Laboratories
pp.842-847
発行日 1982年7月15日
Published Date 1982/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542911599
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緒言
血清化学成分に影響を及ぼす諸因子に関する検討が広く行われている.ここでは,生理的変動因子(特に個人間変動)に関して,各種職域の健常者を対象に検討した.
個人間変動の主要因には,個体差,性,年齢,人種,地域,職業,食習慣などが挙げられる.今回は,これらの諸因子のうち制御可能な性,年齢差の影響を,性,年齢層別正常値のフィルターを通すことによって排除し,その後の各成分の異常出現頻度およびその内容から主に職業,食習慣を中心とした生活環境因子がもたらす血清化学検査値の変動に関して,若干の知見を得たので報告する.
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