特集 日常臨床検査法
Ⅰ.スクリーニング検査と精密検査
5.病理—スクリーニング検査としての細胞診クラスⅢの問題点
高橋 正宜
1,2
1中央鉄道病院中検
2杏林大・病院病理
pp.1397-1400
発行日 1974年12月25日
Published Date 1974/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908787
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細胞診の応用領域は広く悪性腫瘍の診断,婦人科領域の性ホルモン環境の検索,細胞遺伝学的検査など多彩である.癌の診断的見地からみても,(1)癌の形態学的判定として診断の裏づけをなす場合,(2)スクリーニングとしての役割を果たす場合,(3)手術中治療方針決定のための迅速診断に応用する場合などがある.それぞれの目的に応じて検査の処理法,判定のしかた,報告のしかたなどに差異がある.
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