新しいキットの紹介
市販フィブリンカンテン平板を用いたプラスミンの測定法に関する検討
宮谷 勝明
1
,
高畑 譲二
2
,
福井 巌
3
1宇治黄檗病院臨床検査科
2宇治黄檗病院内科
3京都府立医大臨床検査部
pp.74-76
発行日 1974年1月15日
Published Date 1974/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542908402
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緒言
プラスミン測定法のひとつとしてフィブリン平板法があげられるが,この方法はAstrupら1,2)によって考案され,それ以来,多くの研究者3-5)によってさらに吟味が加えられてきた.これとは別に,安河内6)はガラス管を用いた一次元拡散法を報告し,太田ら7)はカンテンゲルをフィブリン平板の支持体に用いたフィブリンカンテン平板法の有用性について報告を行ったが,著者らは市販フィブリンカンテン平板のフィブリン溶解などに及ぼす諸因子の影響について検討を加えたので,その成績を報告する.
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