1ページの知識 生理
—正常波形や記録のなりたちと生理的基礎知識・2—色素稀釈法—稀釈曲線の記録と臨床的意義
渡部 哲也
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1東京・虎の門病院循環器科
pp.380
発行日 1970年4月15日
Published Date 1970/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906759
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色素稀釈法は血流量の測定を目的とし,心拍出量のほか短絡,逆流など異常血液の定量にも用いられる.測定原理は,血流中に注入した色素(インドシアニングリーンなど)の稀釈状態が,流れの形と大きさにより異なることを利用するものである.この稀釈状態をとらえるために,色素濃度を縦軸,時間を横軸とする"色素稀釈曲線"を記録する.
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