特集 巨赤芽球および巨赤芽球様細胞
巨赤芽球および巨赤芽球様細胞の見方
河北 靖夫
1
,
牧野 卓麿
1
,
小山 和作
1
,
宮川 捷敏
1
1熊本大第2内科
pp.217-222
発行日 1970年3月15日
Published Date 1970/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906713
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巨赤芽球ないし巨赤芽球様細胞は,日常しばしば遭遇するものではないが,その所見は非常に特徴的である.ここでは各種の疾患に出現した巨赤芽球ないし巨赤球芽様細胞をお目にかけるが,これら疾患の聞における形態学的な識別は困難であり,本文で詳述した特徴を熟読していただき,それぞれの血球の成熟階程を把握したうえでご覧いただければ十分理解していただけるものと思われる.図1-14はギムザ染色所見図15-18はギムザ染色所見とPAS染色所見の対比であり,これらの血球はすべて同一倍率である.図19-31は位相差顕微鏡所見図32-36は電子顕微鏡所見である.
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