ひろば
中小検査室共同管理についての提案
村田 徳治郎
1
1慈生会ベトレヘム病院
pp.32
発行日 1969年1月15日
Published Date 1969/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542906306
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近年,臨床検査の発達は,統計を見るとその項目数また量ともに急激に上昇してきている.おそらく今後上向いた曲線は,多少の変動はあるとしても下向することはまずあるまい.近代化された大病院・大学病院の検査室はまず例外として,中小検査室はいかに対処していったらよいのか.解決の方法はいくつかすぐにでも考えられるであろう.オートメーション化,技術員の増員,企業的検査所への依頼等々,いずれにしても私立の揚合は公立と異なり,経済的問題がまず第1で,少なくとも検査室を拡大機能化していこうとすれば,それに見合う収入を得ることが第1段階であろう.
この時点で共同管理による合理的な方法として,私の考えを述べてみたい.
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