座談会
胸部レ線撮影について(Ⅰ)
樫田 良精
1
,
田坂 皓
2
,
綱川 高美
3
,
関 忠孝
4
,
樋口 喜代治
5
,
松村 義寛
6
,
松橋 直
7
,
高橋 昭三
8
1東大臨床検査部
2東大
3結核予防会保生園
4都立豊島病院
5岩手医科大学
6東女医大生化学
7東大血清学
8東大細菌学教室
pp.466-474
発行日 1957年11月15日
Published Date 1957/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905403
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樫田 今日はどうもお忙いところをお集まり頂きまして有難うございました。胸のレントゲン写真の撮り方,という問題について話して頂きたいと思います。近頃はレントゲン機械を持つていないお医者さんは非常に少いように思います。しかし撮つた写真を拝見しますと,もう一寸何とか見られるような写真であつたならば,良い参考になるのだがと思う場合があります。これは機械のせいもありましようし,現像の仕方,撮り方,いろいろ問題があると思います。大病院で立派なレントゲン技師がおる場合には,技師の撮り方が悪ければ,技師の責任だというように私達は考えたいのですが,しかしそういう方でも一寸思わぬところでウツカリして失敗することもありましようし,多角的な面で胸の撮り方のコツというか,皆様の多年の御経験をいろいろお話頂きたいと思うのです。一番初めに田坂先生から総括的なことを一つ。
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