座談会
アメリカの臨床検査技師
寺村 公子
,
河合 式子
,
徳平 滋
,
阿部 裕
,
松村 義寛
,
天木 一太
,
松橋 直
,
高橋 昭三
,
樫田 良精
pp.104-117
発行日 1964年2月15日
Published Date 1964/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542916726
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今春3月には各地の衛生検査技師学校から多数の卒業生が新しい職場へそれぞれ門出されます。現在日本全国の衛生検査技師学校から毎年500名ぐらいが卒業すると思いますが,そういう方々へのはなむけとして,きょうは技師のいろいろな問題を広くとりあげてみたいと思います。最近アメリカから帰国された河合さんと寺村さん,またこの種の学校の問題について関係の深い文部省の徳平課長補佐さんにおいでいただきました。これらの方々を中心にお話を進めたいと思います。中央検査室が日本で新しい制度として発足したのは今から十年前になるかならないという若い歴史ですし,また検査技師学校もわが国で一番古い東京文化医学技術学校が今年で12回生が出るという程度です。日本の衛生検査技師はまだ歴史が浅いのです。古くから,確か1920年代から臨床検査技師の制度が発達しておりますアメリカの事情などいろいろお聞きしながら話を進めましょう。(司会者のことばから)
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