今月の主題 プリオン病とその診断
各論
クロイツフエルト・ヤコブ病の発症前診断開発に向けて
古川 ひさ子
1,2
Hisako FURUKAWA
1,2
1福岡大学薬学部臨床薬物治療学
2現:長崎大学医学部薬理学第1教室
キーワード:
尿中プロテアーゼ抵抗性プリオン蛋白
,
U-PrPSc
Keyword:
尿中プロテアーゼ抵抗性プリオン蛋白
,
U-PrPSc
pp.1523-1526
発行日 2002年11月15日
Published Date 2002/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542905276
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国内での牛海綿状脳症発症,汚染硬膜移植による医原性プリオン病の多発などプリオン病を取り巻くわが国の状況は近年さらに厳しさを増している.これに伴い,発症早期あるいは発症前診断技術の開発が急がれている.髄液,血液,尿などの生体材料を用いた診断の可能性が検討されつつある.なかでも尿中プリオン蛋白解析は検体採取が容易であり研究の発展が大きく期待される.
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