今月の主題 検査領域でのリスク・マネジメント
総説
インシデント・レポートのあり方
山中 勝
1
,
大迫 智之
1
,
加藤 充
1
,
田中 則次
1
,
谷家 恵一
1
,
稲村 幸枝
1
,
東 哲明
1
,
川崎 勝弘
1
,
大城 孟
2
Masaru YAMANAKA
1
,
Tomoyuki OHSAKO
1
,
Mitsuru KATO
1
,
Noriji TANAKA
1
,
Keiichi TANIYA
1
,
Sachie INAMURA
1
,
Tetuak HIGASI
1
,
Katsuhiro KAWASAKI
1
,
Takeshi OHSHIRO
2
1市立貝塚病院
2おおしろクリニック
キーワード:
臨床検査
,
インシデント・レポート
,
"アッ!!"良カッタ報告
Keyword:
臨床検査
,
インシデント・レポート
,
"アッ!!"良カッタ報告
pp.1643-1651
発行日 2001年12月15日
Published Date 2001/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904994
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臨床検査部門のインシデント・レポートのあり方は,基本的にはすでに整備されている看護部門のそれと同じであるが,様式のあり方については,①出来事の領域分類はさらに明確にすること,②業務のプロセスとエラーの内容がわかるように構成すること,③どの程度の機械化がどの範囲まで可能なのかがわかるように構成すること,報告のあり方については,報告率の向上と高報告率の維持をめざすこと,報告事例の絶対的不足については,近隣病院中央検査部とのネットワーク化で対応することを強調した.また,同レポートを補完するために"アッ!!"良カッタ報告を提言し,その利点を述べた.
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