特集 超音波検査の技術と臨床
Ⅲ.循環器
1.心エコー図法の種類と実施法
6)血管内エコー法
中村 正人
1
,
平井 寛則
1
Masato NAKAMURA
1
,
Hironori HIRAI
1
1東邦大学医学部附属大橋病院第3内科
pp.1321-1325
発行日 2001年10月30日
Published Date 2001/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542904929
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血管内エコー法とは
血管内エコー法(intravascular ultrasound;IVUS)とは,先端に高周波超音波振動子を装着したカテーテル型探触子を血管内に挿入して血管の断層像を得る方法である.動脈造影は血管内のシルエットのみを描出するluminographyであるのに比し,IVUSは血管断面を断層像として描出し,血管壁の構造,内腔構造に関する情報が得られる.本稿では,冠動脈病変に対するIVUSを中心に概説する.
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