今月の主題 心エコーToday
何を診断できるか—原理,正常波形と臨床応用
血管内ドプラ法
大倉 宏之
1
,
赤阪 隆史
1
1神戸市立中央市民病院循環器センター内科
pp.2050-2054
発行日 1996年11月10日
Published Date 1996/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402905348
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ポイント
●ドプラガイドワイヤーにより,安全かつ容易に冠動脈内血流速を測定することが可能である.
●正常冠血流速波形は収縮期と拡張期の二峰性で,拡張期優位である.
●狭窄近位部と狭窄部の血流速を計測することにより,連続の式を応用して冠動脈狭窄率の推定が可能である.
●安静時の冠血流速と,パパベリンやアデノシンなどを負荷した際の反応性充血時における冠血流速から,冠血流予備能が測定できる.
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