編集者への手紙
採血前喫煙の血清ペプシノゲン値への影響
伊藤 正雄
1
,
山西 久男
1
,
内藤 勉
1
,
多田 正大
2
1栄研化学株式会社
2財団法人京都がん協会
キーワード:
血清ペプシノゲン
,
喫煙
,
集団検診
Keyword:
血清ペプシノゲン
,
喫煙
,
集団検診
pp.1172-1173
発行日 1998年10月15日
Published Date 1998/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903878
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- 文献概要
1.はじめに
血清中のペプシノゲンⅠ,Ⅱ,(PG Ⅰ, Ⅱ)値およびPG Ⅰ/Ⅱ比の測定は,萎縮性胃炎のマーカーとしての有用性から胃癌の発見や胃癌高危険群のスクリーニングを目的として集団検診への応用が検討され,その有用性が多くの施設から報告されている.
喫煙が血清PG値に影響を与える因子であるとの報告がある.集検現場での取り組みが増加している昨今では,採血前の喫煙の影響を検討する必要があるが,これまで,喫煙歴の有無1,2)やニコチンの細胞レベルでの影響3)についての報告はあるが,採血の際の事前喫煙の影響については報告がない.今回は,この点について検討したので報告する.
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