特集 “とりあえずスタチン”から脱却!—動脈硬化性疾患一次予防・最新の考え方
生活習慣
動脈硬化性疾患に及ぼす喫煙の影響
木戸 倫子
1
,
大村 優華
1
,
樺山 舞
1
1大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻
キーワード:
動脈硬化性疾患
,
喫煙
,
新型タバコ
,
受動喫煙
Keyword:
動脈硬化性疾患
,
喫煙
,
新型タバコ
,
受動喫煙
pp.1296-1299
発行日 2024年7月10日
Published Date 2024/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402229684
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
Point
◎喫煙は動脈硬化性疾患発症の危険因子であり,特に女性において影響が大きい.
◎新型タバコである加熱式タバコは,タバコの葉(その加工品)を加熱し発生したエアロゾルを吸引するものであり,心血管疾患(CVD)発症リスクを増加させる可能性が示されている.
◎受動喫煙は動脈硬化性疾患の発症リスクを高める.法整備による受動喫煙防止対策によって,急性心筋梗塞や狭心症などの入院率が減少したことが海外の研究において明らかとなっている.
Copyright © 2024, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.