シリーズ最新医学講座―遺伝子診断 Technology編
NASBA法
川口 竜二
1
,
小林 優
1
Ryuji KAWAGUCHI
1
,
Masaru KOBAYASHI
1
1(株)エスアールエル遺伝子・染色体解析センター研究開発課
キーワード:
NASBA
,
RNA
,
遺伝子増幅
,
gene amplification
Keyword:
NASBA
,
RNA
,
遺伝子増幅
,
gene amplification
pp.1798-1801
発行日 1997年12月15日
Published Date 1997/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903604
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はじめに
nucleic acid sequence-based amplification(NASBA)法は,主にRNA断片をin vitroで増幅する方法である.NASBAはもともと,Cangene社で開発されたRNA増幅法をベースにして,OlganonTeknika社が商品化した技術である1),self-sustained sequence replication(3SR)法とも呼ばれ,Baxter社で開発された経緯もある.ここではNASBA法の特徴,原理およびその応用について述べる.なお,NASBAとは別に,3SRをベースに商品化された技術にTranscription-mediated amplification(TMA)法(GenProbe/中外製薬)があるが,その基本原理はNASBAと同じである.
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