Japanese
English
研究
カラムスイッチングHPLC法による血中バンコマイシン測定
Determination of Vancomycin in Serum Using Column Switching HPLC Method
北橋 俊博
1
,
大場 康寛
1
Toshihiro KITAHASHI
1
,
Yasuhiro OHBA
1
1近畿大学医学部臨床病理学
1Department of Clinical Pathology, Kinki University School of Medicine
キーワード:
バンコマイシン
,
カラムスイッチングHPLC
,
前処理不要
,
血中濃度
,
MRSA
Keyword:
バンコマイシン
,
カラムスイッチングHPLC
,
前処理不要
,
血中濃度
,
MRSA
pp.1097-1100
発行日 1996年9月15日
Published Date 1996/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903032
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微量血清直接注入カラムスイッチング高速液体クロマトグラフィを用いた特異的,迅速,高感度な血中バンコマイシン濃度測定法を開発した.クロマトグラムは高い分離度を呈し,直線性も良好であった.同時再現性のCVは1.03~1.76%,回収率は96~100%,最低検出感度は0.03μmol/1(S/N=3)である.蛍光偏光免疫測定法とも高い相関性を示した(r=0.987).本法は前処理不要でカラムの耐久性にも優れ,高精度,低コストで迅速に適応できる日常検査法である.
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