今月の主題 心筋梗塞の生化学的マーカー
総説
心筋梗塞の生化学的診断法
西村 敬史
1
,
矢崎 義雄
2
Hiroshi NISHIMURA
1
,
Yoshio YAZAKI
2
1東京都老人医療センター循環器科
2東京大学医学部第3内科
キーワード:
急性心筋梗塞
,
冠血管インターベンション
,
生化学的診断法
,
ミオシン軽鎖
,
トロポニンT
Keyword:
急性心筋梗塞
,
冠血管インターベンション
,
生化学的診断法
,
ミオシン軽鎖
,
トロポニンT
pp.505-511
発行日 1996年5月15日
Published Date 1996/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542902903
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生化学的診断法は,過去の心筋梗塞の既往や心電図異常に影響されずに心筋壊死を診断・評価することのできる優れた診断法であるが,近年の急性心筋梗塞診療の進歩により,診断のスピードや心筋特異性,梗塞サイズの正確な評価などが要求されてきている.また,多くの新しい検査法が登場し,臨床医はそれぞれの検査法の特性を熟知することが必要となり,病院の検査体制にも新しいものが求められている.〔臨床検査 40:505-511,1996〕
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