学会だより 第16回骨髄移植研究会
動きだした日本の骨髄バンク
岡本 真一郎
1
1慶應義塾大学内科
pp.467
発行日 1994年4月15日
Published Date 1994/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901943
- 有料閲覧
- 文献概要
1993年12月17~18日,第16回骨髄移植研究会が横浜で開催された.この学会は造血幹細胞移植(特に骨髄移植)に携わる種々の分野の人たちが毎年その研究成果を発表する場である.今回は1,000人を超す参加者があり,去年の3割増の168題の発表がなされ,骨髄移植に関する関心が年々高まっていることがうかがえた.
骨髄移植が1つの代表的なチーム医療であることを示すように,この学会では移植医ばかりでなく,看護婦,検査技師などのコメディカルスタッフの参加が多いことが特徴的である.中でも,3年前から設けられた骨髄移植の看護に関するセッションでは,医師も加わって活発な討論がなされていた.
Copyright © 1994, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.