トピックス・2
普及に動きだした「自然な受胎調節法」
名倉 マリ子
1
1聖母助産婦学院
pp.62-63
発行日 1978年1月25日
Published Date 1978/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205332
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最近,欧米諸国でピルやIUDを使用しない自然な受胎調節法が見直されてきた。それは月経周期にあらわれるバイオリズムを利用し,妊娠可能期と不妊期を自分自身で見分ける簡単な方法である。受胎調節のために薬品またはIUDを使用したくない人々の問で歓迎され,器具や薬品による避妊の害や人工中絶による母体への害から守ろうと,世界の有識者が集まり,情報を交換し,家族生活推進国際連盟を組織して活発な活動が展開されてきた。
日本における家族生活推進運動は,3年前から名古屋において,カトリックの一神父が家族生活に関する調査研究を行ない,国際的なつながりを持つことになった。米国でヒューマンライフセンターが設立されてから賛助会員となり,家族生活推進運動の国際交流の窓口となって活躍し,一昨年国際シンポジウムに医師,看護婦,助産婦を13名派遣した。
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