今月の主題 周術期の検査
術中・術後検査
生体肝移植の術中・術後検査
遠藤 治郎
1
Jiro ENDO
1
1島根医科大学臨床検査医学教室
キーワード:
生体部分肝移植
,
肝機能管理
,
免疫抑制剤
,
サイトメガロウイルス封入体
Keyword:
生体部分肝移植
,
肝機能管理
,
免疫抑制剤
,
サイトメガロウイルス封入体
pp.333-336
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901906
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生体部分肝移植は,末期肝障害,特に先天性胆道閉鎖症の治療法として本邦で実績が上がっている.術中には,ドナー肝のバイアビリティを維持する目的でAKBRやドプラエコーによる肝血流モニター検査が有効である.術後は,ドナー肝の肝機能を管理するための肝機能検査,特にビリルビン肝逸脱酵素の推移,免疫抑制剤の血中濃度モニタ,拒絶免疫反応対策のための検査,感染症対策のための検査が計画的に実施されることの必要性に言及した.〔臨床検査38: 333-336, 1994〕
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