目でみる症例―検査結果から病態診断へ・7
ミオクローヌスを伴い周期的に出現を繰り返す全般性・同期性棘徐波結合
大林 民典
1
Taminori OBAYASHI
1
1自治医科大学附属病院臨床病理部
pp.789-791
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901607
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検査結果の判定
脳波所見(図1)では,中心~頭項優位に,前頭部から後頭部にかけて全般性・同期性に,150μVに達する陰陽2相性の鋭波が0.6~0.8秒の周期で繰り返し出現し,徐波をその後に伴っている(periodic synchronous discharge; PSD).下段の2つの記録は,左右の手から記録したミオクローヌスの表面筋電図で,鋭波と1対1の対応を示している.
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