Japanese
English
研究
血清逸脱酵素に及ぼす運動負荷の影響―コンパートメントモデルによる解析
Changes in Serum Enzyme Levels After Static Exercises:Compartment-Model Analysis
東 純一
1
,
瀬戸 米蔵
2
,
大嶋 好和
2
,
丸山 一伸
2
,
徳田 浩三
2
,
小椋 盛孝
2
Junichi AZUMA
1
,
Yonezo SETO
2
,
Yosikazu OHSIMA
2
,
Kazunobu MARUYAMA
2
,
Kozo TOKUDA
2
,
Moritaka OGURA
2
1大阪大学医学部第三内科
2大阪臨床薬理研究所
1Department of Internal Medicine III, Osaka University Medical School
2Osaka Pharmacology Research Clinic
キーワード:
運動
,
血清逸脱酵素活性
,
コンパートメントモデル解析
Keyword:
運動
,
血清逸脱酵素活性
,
コンパートメントモデル解析
pp.551-555
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901542
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運動負荷後に血清GOT (AST),LDH(LD),ALDおよびCPK活性は負荷前の約10~254倍に上昇した.GPT(ALT)およびICDは2~4倍の上昇であった.一方,OCTは負荷後に負荷前の1/2以下に低下した.ALP,アミラーゼ,LAP,ChE (CHE)およびγ-GTP(γ-GT)は変動しなかった.また,上昇した酵素のうち,ICDを除く5種の酵素をラグタイムを考慮した1―コンパートメントモデル式で解析した.その結果,モデルシュミレーションと実測値はよく一致し,運動後の血清酵素活性の推移が1-コンパートメントモデルに当てはまることが明らかとなった
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