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若年層に拡大するクラミジア感染
松田 静治
1
1江東病院産婦人科
キーワード:
STD
,
クラミジア感染
Keyword:
STD
,
クラミジア感染
pp.549
発行日 1993年5月15日
Published Date 1993/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542901541
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近年若年層の男女におけるSTDの問題が注目されているが,このことは最近の性意識の変化,性行為の多様化と関係があると考えられる.STDのなかで最も多いのはクラミジア・トリコマチス(Chlamydia trachomatis)感染症である.
クラミジア感染症は,米国では年間300万を超える患者が発生し,CDC(米国防疫センター)の推定では,子宮付属器炎(PID)の20%はクラミジアによるとされ,非淋菌尿道炎も35~60%がクラミジアによって起こることが指摘されている.クラミジアによる感染の病態の特徴は,不顕性感染の多いことであり,検査を行わなければ診断を見逃すことになる.
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