今月の主題 法医学と臨床検査
技術解説
ビピリジウム系除草剤の測定法
長尾 正崇
1
Masataka NAGAO
1
1北海道大学医学部法医学講座
1Department of Pharmacology, Cornell University Medical College
キーワード:
ビピリジウム系除草剤
,
分光分析法
,
ガスクロマトグラフィー
,
高速液体クロマトグラフィー
,
イムノアッセイ
Keyword:
ビピリジウム系除草剤
,
分光分析法
,
ガスクロマトグラフィー
,
高速液体クロマトグラフィー
,
イムノアッセイ
pp.159-164
発行日 1992年2月15日
Published Date 1992/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900973
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非ホルモン系非選択性接触型除草剤としてわが国で広く用いられているビピリジウム系除草剤は,同時にわが国における農薬中毒死の代表的な原因物質でもある,これらの除草剤による中毒症例の致死率はきわめて高く,生体試料中の除草剤含有量の測定法は法中毒学領域のみならず,救急医学の領域においても重要な手技の1つである.本稿では分光分析法,ガスクロマトグラフィー,高速液体クロマトグラフィー,および筆者らの開発したイムノァッセイによる生体試料からのビピリジウム系除草剤の測定法を解説する.
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