今月の主題 骨・関節をめぐって
技術解説
血清中ケラタン硫酸測定法
髙岸 憲二
1
Kenji TAKAGISHI
1
1北里大学医学部整形外科学教室
キーワード:
ケラタン硫酸
,
EL1SA
,
正常健康人
,
変形性関節症
,
慢性関節リウマチ
Keyword:
ケラタン硫酸
,
EL1SA
,
正常健康人
,
変形性関節症
,
慢性関節リウマチ
pp.1289-1292
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900905
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軟骨基質の主成分である軟骨型プロテオグリカンに含まれるケラタン硫酸は,軟骨以外には角膜にごく微量にしか含まれておらず軟骨代謝のよい指標と考えられている.近年ケラタン硫酸に対するモノクローナル抗体も作製され,血清中ケラタン硫酸を測定することが可能になった.変形性関節症患者では血清中ケラタン硫酸値が有意に高値を示すとの報告もあり,各関節疾患などにおける血清中ケラタン硫酸値の測定が注目されている.
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