特集 電解質と微量元素の臨床検査ガイド
総論
1 代謝と生理
11)毒性金属元素
和田 攻
1
,
佐藤 元
1
,
山崎 幸子
1
Osamu WADA
1
,
Gen SATO
1
,
Koko YAMAZAKI
1
1東京大学医学部衛生学教室
キーワード:
生物学的モニタリング
,
金属中毒
,
鉛
,
参考値
,
メチル水銀
Keyword:
生物学的モニタリング
,
金属中毒
,
鉛
,
参考値
,
メチル水銀
pp.1334-1338
発行日 1990年10月30日
Published Date 1990/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900323
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毒性金属元素と臨床検査
毒性金属元素に関する臨床検査の最も大きな目的は,金属中毒の検査である.しかし,この場合,二つの立場がある.
第一は,中毒患者の検査で,①原因金属の確認と,②中毒による臓器障害度の判定の二つが中心となり,前者は生体試料中の金属の測定により,後者はその金属による標的臓器の機能異常の検査により,これは通常の臨床検査の方法が中心的に用いられる.
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