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今月の特集2 微量金属元素と生体機能—メタロミクス研究から臨床検査へ
がんと微量金属元素
Cancer and trace metal element
伊藤 文哉
1
,
豊國 伸哉
1
1名古屋大学大学院医学系研究科病理病態学講座生体反応病理学/分子病理診断学
キーワード:
がん
,
鉄
,
鉄キレート剤
,
ヘプシジン
,
非トランスフェリン結合鉄(NTBI)
Keyword:
がん
,
鉄
,
鉄キレート剤
,
ヘプシジン
,
非トランスフェリン結合鉄(NTBI)
pp.168-173
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201106
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Point
●微量金属元素のなかでも,鉄は発がんとの関連性が強い.
●がんのなかで,特に悪性中皮腫,慢性ウイルス性肝炎,ヘモクロマトーシスによる肝がん,卵巣がん,骨髄異形成症候群(MDS)が鉄過剰との関わりが強い.
●ヘプシジンと非トランスフェリン結合鉄(NTBI)が検査データとして新規に有用視されている.
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