Japanese
English
資料
消化管悪性腫瘍に対するCA 19-9染色キットの使用経験
A Immunohistochemical Study of CA19-9 in the Cancers of Digestive System Using CA19-9 Staining Kit
小田 高司
1
,
川田 みどり
1
,
堀 貞明
1
,
長村 義之
1
Koji ODA
1
,
Midori KAWADA
1
,
Sadaaki HORI
1
,
Yoshiyuki OSAMURA
1
1東海大学病院病理診断科
1Division of Diagnostic Pathology, Tokai University Hospital
キーワード:
CA 19-9
,
免疫組織化学
,
消化器癌
Keyword:
CA 19-9
,
免疫組織化学
,
消化器癌
pp.858-862
発行日 1990年7月15日
Published Date 1990/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900215
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
最近開発されたCA 19-9染色キット(トーレ・フジバイオニクス社)を用い各種消化器癌症例の染色を行い,染色キットの有用性について検討した.今回対象とした消化器癌24例(胃癌,大腸癌,胆嚢癌および膵癌各6例)においてはCA 19-9染色陽性率は癌部で91.2%,非癌部では63.6%であった.また染色性についても,諸家の報告による消化器癌のCA 19-9染色パターンの判別が可能であった.この染色キットの使用により比較的,免疫組織化学の経験に乏しい施設においても容易かつ正確にCA 19-9染色が可能となり有用と考えられた.
Copyright © 1990, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.