雑誌文献を検索します。書籍を検索する際には「書籍検索」を選択してください。

Rinsho Kensa Volume 34, Issue 7 （July 1990）

臨床検査 34巻7号（1990年7月発行）

Japanese English

資料

民間A検査センターによる風疹HI抗体陰性・低陽性血清をHI予研法およびELISAで測定した成績 Sera with Low and Negative Rubella HI Antibody Titers Reported from A Commercial Laboratory Showed Higher Rubella Antibody Levels Determined by Yoken's HI Test and ELISA 杉下知子 ¹ , 若宮真紀 ¹ , 金子秀 ² Chieko SUGISHITA ¹ , Maki WAKAMIYA ¹ , Hide KANEKO ² ¹東京大学医学部保健学科母子保健学教室 ²八王子赤十字センター ¹Dept. of Maternal & Child Health, School of Health Sciences, Faculty of Madicine The University of Tokyo ²Laboratory section, Hachi-oji Red Cross Blood Center キーワード：低陽性風疹抗体 , 風疹HI抗体 , 風疹ELlSA抗体 , 民間検査センター , 風疹HI kit Keyword: 低陽性風疹抗体 , 風疹HI抗体 , 風疹ELlSA抗体 , 民間検査センター , 風疹HI kit pp.854-857

発行日 1990年7月15日 Published Date 1990/7/15

DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900214

PDF(3182KB)

有料閲覧

Abstract 文献概要
1ページ目 Look Inside

　風疹HI抗体検出試薬セロディアールベラ（S法）を用いて測定していた民間A検査センターから風疹HI抗体≦1：16と判定された血清50例を得，予研法HI抗体とELISA （ルベスタット）による風疹抗体を測定した．S法＜1：8の26例中予研法では7例が陽性（1：8が1例，1：16が6例）を示し，さらにS法1：16の24例は予研法では1：32が1例，1：64が15例，1：128が8例と高い値を示した．ELISAによるIgG型抗体は，予研法で1：16≦の30例が全例陽性を示した．予研法HI価とELISA抗体値の相関はγ＝0.90と高く，良い相関を示したのに対し，S法の陽性例は全例1：16であったので相関係数は得られなかった．