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癌の定量的悪性度評価とDNA ploidy
米村 豊
1
1金沢大学第二外科
キーワード:
癌細胞
,
悪性度診断
,
DNA ploidy
Keyword:
癌細胞
,
悪性度診断
,
DNA ploidy
pp.344-345
発行日 1990年3月15日
Published Date 1990/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542900080
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休止期の正常細胞はつねに一定の染色体数とそれに対応した核DNA量を有しているのに対し,癌細胞ではしばしば正常細胞とは異なったDNAploidyがみられることが知られている.近年,癌の診断,予後の推定や悪性度診断にDNA ploidyの測定が広く普及しつつある.
測定の原理は,DNAに特異的に結合する色素(propidium iodide, DAPIなど)で細胞核DNAを染色して,顕微蛍光測光装置(OLYMPUS社,NIKON社)やフローサイトメトリー(Coulter社,Becton Dickinson社)により測定するが,このとき,癌細胞のstem lineのDNA量を,正常細胞のstem lineのDNA量(2C)の相対値で表現する.
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