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今月の特集2 免疫学的機序による血小板減少
EDTA依存性偽性血小板減少症
EDTA-dependent pseudothrombocytopenia
荒井 智子
1
1慶應義塾大学病院臨床検査技術室
キーワード:
エチレンジアミン四酢酸依存性偽性血小板減少症
,
EDTA依存性偽性血小板減少症
,
EDP
,
血小板減少
,
血小板数
,
抗凝固剤
Keyword:
エチレンジアミン四酢酸依存性偽性血小板減少症
,
EDTA依存性偽性血小板減少症
,
EDP
,
血小板減少
,
血小板数
,
抗凝固剤
pp.1075-1079
発行日 2022年9月15日
Published Date 2022/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542203101
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Point
●エチレンジアミン四酢酸(EDTA)依存性偽性血小板減少症(EDP)は生体内で血小板が減少するのではなく,自動血球分析装置で測定すると,見掛け上,血小板減少をきたす病態である.
●抗凝固剤であるEDTAの存在下で免疫学的反応によって血小板凝集が起きる.
●出血傾向が認められない血小板減少はEDPであることを念頭に評価する.
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