けんさ質問箱
Q EDTA塩加血液における偽性血小板減少症
佐藤 金夫
1
,
雨宮 憲彦
2
,
尾崎 由基男
1
,
M.O.
1山梨医科大学臨床検査医学講座
2山梨医科大学附属病院検査部
pp.1049-1051
発行日 2000年7月1日
Published Date 2000/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543905555
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EDTA塩以外のヘパリンやクエン酸ナトリウムを使った場合の長所,短所をご教示ください.ヘパリン採血では血液像鏡検で大きな血小板凝集塊が観察され,自動血球計数器でも再現性が悪くなりました.しかし,白血球数,赤血球数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット値は安定していました.クエン酸ナトリウムでは白血球数,赤血球数,血小板数,ヘモグロビン濃度,ヘマトクリット値が低値となり,血液像鏡検でもやや血小板凝集塊が観察されました.さらに,血小板が凝集しやすい患者さんの場合,ルーチン業務では抗凝固剤は何を使用し,どんな採血条件が必要なのでしょうか.
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