カラーグラフ
風土病の検査(3)—野兎病
大原 甞一郎
1
1福島市大原綜合病院
pp.318-319
発行日 1971年4月15日
Published Date 1971/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542917318
- 有料閲覧
- 文献概要
問診によって患者からラビット・ヒストリーを聞きだすことがたいせつ.しかし確定診断には検査室内の諸検査の結果を待たねばならぬ.まず野兎病菌の分離培養がもとになる.それから野兎病菌の生物学的特性を知らねばならぬ.抗原抗体反応中血清凝集反応と皮内反応は欠かせない.摘出リンパ節の病理組織検査も必要だが,それには血清免疫学的な裏づけが要求される.
Copyright © 1971, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.