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今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ
IgG4関連疾患の病理診断
Pathological diagnosis of IgG4-related disease
上原 剛
1
1信州大学医学部病態解析診断学教室
キーワード:
自己免疫性膵炎
,
AIP
,
IgG4関連硬化性胆管炎
,
IgG4-SC
,
IgG4関連Mikulicz病
,
IgG4関連呼吸器病変
Keyword:
自己免疫性膵炎
,
AIP
,
IgG4関連硬化性胆管炎
,
IgG4-SC
,
IgG4関連Mikulicz病
,
IgG4関連呼吸器病変
pp.894-899
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202441
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Point
●IgG4関連疾患の特徴的組織像は線維化とリンパ球,形質細胞浸潤である.線維化は時に“花筵状線維化”と称される特徴的な組織所見を呈する.
●IgG4関連疾患の診断で組織中の免疫グロブリン(Ig)G4陽性形質細胞数は重要ではあるが,臓器や採取方法にも左右されるので,陽性細胞数にこだわりすぎない.
●小さな生検材料では悪性腫瘍を見落とさない.特に膵臓では超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)による微小検体が多いため注意が必要である.
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