Japanese
English
今月の特集2 IgG4関連疾患の理解と検査からのアプローチ
IgG4定量試薬
Quantitative reagent of IgG4
菅野 光俊
1
,
上原 剛
1,2,3
1信州大学医学部附属病院臨床検査部
2信州大学医学部附属病院病理診断科
3信州大学医学部病態解析診断学
キーワード:
自己免疫性膵炎
,
AIP
,
IgG4関連疾患
,
IgG4-RD
,
免疫比ろう法
,
NIA法
,
免疫比濁法
,
TIA法
,
リバースラテックス免疫比濁法
,
汎用自動分析装置
Keyword:
自己免疫性膵炎
,
AIP
,
IgG4関連疾患
,
IgG4-RD
,
免疫比ろう法
,
NIA法
,
免疫比濁法
,
TIA法
,
リバースラテックス免疫比濁法
,
汎用自動分析装置
pp.900-906
発行日 2020年8月15日
Published Date 2020/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202442
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Point
●免疫グロブリン(Ig)G4定量試薬は,世界的には免疫比ろう法(NIA法)を測定原理とするThe Binding Site社の“BS-NIA IgG4”と,シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス社の“N-ラテックス IgG4”の2試薬が使用されている.
●2016年にThe Binding Site社から免疫比濁法(TIA法)を測定原理とする“BS-TIA3 IgG4”が発売され,国内の多くの衛生検査所で導入された.
●国内では2018年にニットーボーメディカル社から専用分析装置を必要とせず,汎用自動分析装置で測定できる,リバースラテックス免疫比濁法を測定原理とする“N-アッセイ LA IgG4 ニットーボー”が発売された.
●IgG4には標準品がなく,3社の測定値が異なることが知られている.今後,IgG4をはじめとするIgGサブクラスの世界的な標準化を行う必要があると考える.
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