疾患と検査値の推移
再生不良性貧血
山﨑 宏人
1
1金沢大学附属病院輸血部
pp.410-418
発行日 2015年5月1日
Published Date 2015/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205913
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Point
●血小板減少が先行する汎血球減少は,免疫病態が関与した再生不良性貧血の可能性が高い.
●再生不良性貧血の骨髄像では,全体の細胞密度より巨核球減少が重要である.
●免疫抑制療法の奏効例では,治療開始2カ月後ぐらいから網赤血球が増加しはじめる.
●造血回復後の血球減少は,再発の他に,骨髄異形成症候群(MDS)や発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)への移行を疑う.
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