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今月の特集2 薬剤耐性菌のアウトブレイク対応—アナタが変える危機管理
薬剤耐性菌の種類と抗菌薬
Microbiological characteristics and therapeutic options for infections of major antimicrobial-resistant organisms
原田 壮平
1
1藤田医科大学医学部微生物講座・感染症科
キーワード:
基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ産生菌
,
ESBL産生菌
,
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌
,
CRE
,
カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌
,
CPE
,
カルバペネム耐性緑膿菌
,
カルバペネム耐性アシネトバクター
Keyword:
基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ産生菌
,
ESBL産生菌
,
カルバペネム耐性腸内細菌科細菌
,
CRE
,
カルバペネマーゼ産生腸内細菌科細菌
,
CPE
,
カルバペネム耐性緑膿菌
,
カルバペネム耐性アシネトバクター
pp.751-756
発行日 2019年6月15日
Published Date 2019/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542202059
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Point
●2000年代以降は,多剤耐性グラム陽性菌に加えて,多様な多剤耐性グラム陰性菌(MDR-GN)の拡散が世界規模で進行している.
●医療現場で問題となっている主なMDR-GNとして,基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ(ESBL)産生菌,カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE),カルバペネム耐性/多剤耐性緑膿菌,カルバペネム耐性/多剤耐性アシネトバクターが挙げられる.
●多剤耐性菌の薬剤感受性検査においては,耐性機序の確認のための特殊検査や,通常は報告対象としていない薬剤の感受性試験の追加が必要な場合がある.
●多剤耐性菌感染症治療薬の種類は限定されており,感受性試験結果や有効性に関する臨床研究の結果に基づき,適切に選択する必要がある.
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